五島手延うどん協同組合プロモーションビデオ「五島うどん~麺匠が紡ぐ奇跡の物語~」

溢れんばかりの豊かな自然と、万葉以来の歴史と文化に彩られた長崎県新上五島町。神秘のベールに包まれたこの島には、千年以上も昔から受け継がれている日本人の宝があります。この小さな島を舞台にした大きな奇跡の物語。遥かなる時空を超えて今、「幻の五島うどん」が世界へと羽ばたきます。


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第1話「五島うどんの発祥」

元上五島町教育長・吉村政徳氏が、「うどん博士」と呼ばれた國學院大學・加藤有次教授が新聞紙上で発表した「うどんは、中国から遣唐使が伝えた」という学説を裏付けるために平成13年11月、五島うどんのルーツを探しに中国大陸に渡った研究の成果を明かします。

第2話「五島うどんができるまで」

新上五島町の山間の地にある浜崎製麺所で行われる、製麺作業を密着取材。撮影は、島に太陽が昇る3時間前の午前4時過ぎから午後5時までの、13時間にも及びました。手間暇を少しも惜しまない麺匠・浜崎祥一郎が、五島うどんができる製造工程を解説します。


[1]切り回し

切り回し:生地を伸ばしていきながら、中に含まれる空気を抜いていく

[2]8の字がけ

かけば作業:直径1cmの太さにした麺を2本の棒に8の字にかけていく

[3]ムロ箱

生地の熟成:ムロ箱に入れて、麺をじっくりと寝かせて、熟成を待つ

[4]乾燥、箸入れ

乾燥作業:160cmまで伸ばした麺をゆっくりと時間をかけて乾燥させる


第3話「麺匠のこころ」

島の人から「ミスター五島うどん」という愛称で呼ばれる麺匠・舛田安男が、上五島の特産品、椿油・海塩・あご(トビウオ)を用いた名物郷土料理「地獄炊き」の醍醐味と、麺職人が心を一つに取り組んでいる「幻の五島うどん」を世界に広める夢を語ります。

「世界の五島うどん」プロジェクト

ビデオ制作スタッフ
企画・構成・制作統括:石田雅博
タイムラプス撮影:峰脇英樹
映像ディレクター:江﨑美香
カメラマン:田中信夫、音声・VE:濱崎裕陽
翻訳:久野えり子・Louise Carter
Webディレクター:西村文男

五島うどんの古里、上五島の絶景 撮影:峰脇英樹

丸尾の漁火とスーパームーン

丸尾の漁火とスーパームーン
撮影地点:丸尾
映像時間:4秒
予報では望めないはずでしたが、60年ぶりに地球に最も近づいた満月(スーパームーン)が、少しの雲の切れ間から漁り火が漂う丸尾の海を照らしました。

頭ヶ島大橋の日の出

頭ヶ島大橋の日の出
撮影地点:小串大浦
映像時間:20秒
頭ヶ島と中通島に架かる橋に朝陽が昇る光景。日本では、だるま朝陽、西洋ではΩSUN(オメガサン)と呼ばれる、縁起のよい日の出のシーンです。

祈りの龍馬像の日の出

祈りの龍馬像の日の出
撮影地点:坂本龍馬ゆかりの広場
映像時間:23秒
ブロンズの「五島祈りの龍馬像」が佇む、ゆかりの広場に希望の太陽が昇る幻想的な光景。合掌する龍馬の姿を天が祝福しているかのように見えました。

江袋の夕景

江袋の夕景
撮影地点:江袋教会近く
映像時間:53秒。
雲の流れが速い中を時折、「天使の梯子」が現れるなど、雲の形や風景が刻一刻と変化する、あたかも絵画の世界のような幻想的な情景が印象的でした。

矢堅目の夕陽

矢堅目の夕陽
撮影地点:曽根
映像時間:13秒
上五島のまさに金字塔、矢堅目。あたかもピラミッドのように、シルエットが輝きながら菱形になっていき、ステキな夕陽のひと時が待っていました。

矢堅目の潮の満ち干

矢堅目の潮の満ち干
撮影地点:広瀬
映像時間:22秒
矢堅目の奇岩はフランスの修道院、モン・サンミッシェルにそっくり。青砂ヶ浦天主堂のフランス人神父は、祖国の風景と重ね合わせたことでしょう。

遠浅の白い砂浜と蒼い海

遠浅の白い砂浜と蒼い海
撮影地点:蛤浜海水浴場
映像時間:9秒
「日本の水浴場88選」「快水浴場百選」に認定されている蛤浜。白砂に映り込む雲の動きに目を奪われながら、郷里の美しい自然に感じ入りました。

フェリー太古の出港

フェリー太古の出港
撮影地点:跡次から大曽方面
映像時間:17秒
五島と博多を結ぶフェリーの出港の光景。昔は小さな船で関西方面、さらに遥か大昔には遣唐使船が中国大陸を往来していたことに思いを馳せました。

有川・鯨見山の眺望

有川・鯨見山の眺望
撮影地点:有川・鯨見山
映像時間:17秒
かつて有川は捕鯨の町として栄えました。鯨見山の見張り場で鯨を発見すると、麓の納屋場に合図が送られ、鯨捕りの男衆が一斉に船を漕ぎ出しました。

若松瀬戸の絶景

若松瀬戸の絶景
撮影地点:米山展望台
映像時間:15秒
子どもの頃、若松島に魚釣りに行ったり、サザエを獲りに潜ったり、薪を採りにいったりした記憶が甦ります。懐かしい風景は今も、あの頃のままです。

島の小さな教会

島の小さな教会
撮影地点:頭ヶ島
映像時間:14秒
頭ヶ島天主堂は、迫害が終わり、再び島に戻った信者らが7年もの歳月をかけて切り出した砂岩を積み上げた、全国でも珍しい石造りの教会です。

峰脇英樹氏プロフィール

新上五島町生まれ。東京都在住。東京写真専門学校を卒業後、写真関係の会社勤務を経て、1995年に独立。『ペトロ岐部司祭と187殉教者列福式公式記録』の撮影を担当。全国の風景写真をはじめ、長崎県の教会群撮影でも実績がある。日本風景写真家協会会員。


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五島手延うどん協同組合では、島人が悠久の昔から営々と受け継いできた「手延べ」の伝統技を日本中の皆様にお届けしています。